ステップ1 生徒の把握[体験授業から始めます]
どのような生徒なのかを探りながら指導を始めます。
いま取り組んでいる教材などがありましたら持ってきてください。
対話をしながら、出来るところ・出来ないところを調べていきます。
生徒の評価する人は、学校の先生がいらっしゃいます。
学校の中でという限定的な範囲での評価ですが、学校に通い始めるとその滞在時間が長いため年齢を重ねることに重要な評価になってきます。
それでも自宅での生活面を含めると、子供の個の評価としては保護者に勝るものはありません。
そこで保護者の方の情報が貴重になってきます。
そして評価にとって最も大切なのは本人です。
もしかすると私たち大人も、自己評価がもっとも苦手なのかもしれません。
教育の核心はその辺にあるのではないかと思うことが多々あります。
しかも、生徒は日々成長していますので、ごまかしたり、すり抜ける方法も学ぶのです。
そしてこの二つは通過点であり、それをしないほうが良いことを自分から学ぶのを待つしかない面があります。
ステップ2 スケジュールを立てる
[低学年で本人が書けない時は保護者が書いてください]
1.教材を決めます。すでに持っているものがあれば出来るだけ活用いたします。
宿題でわからないところや、単元テストなどが帰ってきたら、良くても悪くても持ってこさせてください。
塾では注意だけでなく、褒めてあげたいのです。教材は1ヶ月以上授業をしてから用意します。
問題が不足したり、弱点を見つけたらプリントで対応します。
2.授業連絡票に書き込みます。必要であれば塾で書かせます。
予定を書いてしまったからと言って、がんじがらめにはしないのでご安心ください。
ただ前日、当日のキャンセルが多くなった場合はご注意申し上げますし、ご対応が何度も出来ないようであれば1回としてカウントさせていただきます。
長期休みが先のことでまだ読めない時は、定期的に塾に来るようにお書きください。
(書いていただけないと予定が組めないのでご理解ください)
塾で盛り上がって、合宿に行ったり、日帰りの遠足に行くときもあります。長期休みなどの可能性のある旅行などもメモだと思って書いておいていただけるとそのような遊びの時に考慮できるかもしれません。
ステップ3 授業・講習・自習
1.保護者が指導してほしいこと
学校補習、予習、計算力強化、単語力強化、まじめに取り組ませてほしい
さまざまなことがありますね。
遠慮なく申し出てください。
ただし、可能なことと、待たなければならないことがあります。
まずは塾に来て、吐露し、すっきりしてください。
2.本人が指導してほしいこと
「今日ここがわからなかったので教えてください」が理想の形です。
まず、ほとんどないです。入塾のころは1週間くらいしてくれますが、その後は続かないようです。
結果(テストなど)と普段の学習(塾での態度や宿題提出の有無など)のギャップが出てからが、本当の指導になると思っています。
冷静に分析されて、無茶ぶり(生徒にとって)をしてこない先生には、だんだん本音を話してくれるようになります。
3.塾でしてほしい学習
●上記の内容を踏まえて、様々な角度から指導、あるいは方法の提案をします。
●学校の勉強が出来る生徒には先の学習を与えます。
・国語力などは無学年で強い生徒もいます。
・計算能力は一見高そうですが、書き方、方法に固執している生徒が多くいます。
・飛躍するためには、どの方向からでも抗攻略できなければなりません。
●学年のわりに字が読めない、書けない、集中力がないなどの心配があると思います。
・個性と思ってよいのか、他の何かなのか・・。
・ほとんどは個性とみてよいようです。
・もし発達障害の傾向がみえても、心配してはダメです。
・本人を交えて、対応を明るく考えましょう。
・塾でも協力させていただきます。